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なぜ北欧の家では小さな照明をいくつも使うの?多灯照明でつくる心地よい空間

LIGHTING COLUMN

なぜ北欧の家では
小さな照明をいくつも使うの?

心地よい空間をつくる「多灯照明」の考え方

北欧インテリアの写真を見ると、天井の大きな照明ひとつだけではなく、 ペンダントライトやフロアライト、テーブルランプなど、 小さな照明がいくつも置かれていることに気づきます。

「なぜ1灯で部屋全体を明るくしないの?」と、 不思議に感じたことがある方も多いのではないでしょうか。

実は北欧の照明には、単純に部屋を明るくするだけではなく、 光と影を使って、心地よい空間をつくる という考え方があります。

CONTENTS

  1. 必要な場所に必要な光を置く
  2. 長い夜を心地よく過ごす北欧の照明文化
  3. 複数の光が空間に奥行きをつくる
  4. 「影」があるから空間は美しく見える
  5. 北欧らしい照明の組み合わせ
  6. 日本の住宅でも簡単に取り入れる方法
  7. 色温度をそろえる
  8. 照明を増やす=明るくする、ではない

POINT 01

「部屋全体」ではなく「必要な場所」を照らす

日本の住宅では、天井中央のシーリングライト1灯で 部屋全体を均一に明るくするスタイルがよく見られます。

一方、北欧では 「必要な場所に、必要な光を置く」 という考え方が多く取り入れられています。

・ダイニングテーブルにはペンダントライト

・ソファの横にはフロアライト

・読書スペースにはテーブルランプ

・棚や壁際には小さな間接照明

用途に合わせて光を分散させることで、 必要な場所はしっかり明るくしながら、 部屋全体は落ち着いた雰囲気に仕上げることができます。

POINT 02

長い夜を心地よく過ごす北欧の照明文化

北欧では冬になると日照時間が短くなり、 室内で過ごす時間が長くなります。

そのため照明は、単なる「明るさを確保する道具」ではなく、 家で過ごす時間を心地よくするためのインテリア として大切にされています。

強い光ひとつで部屋全体を照らすのではなく、 暖かみのある小さな光をいくつも配置することで、 夜の時間をゆったり過ごせる空間をつくります。

北欧照明のポイント

明るさを足すのではなく、
「心地よい光」を増やす。

POINT 03

小さな照明を複数使うと「光に奥行き」が生まれる

多灯照明の大きな魅力は、 空間に立体感をつくれることです。

天井から吊るすペンダントライト、 目線に近い高さのテーブルランプ、 低い位置から照らすフロアライトなど、 高さの異なる位置に光を置いてみましょう。

部屋の中に明るい場所と少し暗い場所が生まれ、 空間に自然な奥行きが感じられるようになります。

POINT 04

「影」があるからこそ、空間は美しく見える

照明というと「明るければ明るいほど良い」と考えがちですが、 インテリアにおいては必ずしもそうとは限りません。

部屋全体を均一に明るくしすぎると、 家具やインテリアが平面的に見えることがあります。

一方で、光が当たる場所と影になる場所をつくると、 家具の形や木、布、ガラスなどの素材感が引き立ち、 より印象的な空間になります。

ホテルやレストランが少し暗く感じる理由もここにあります。
あえて明暗をつくることで、空間に落ち着きと上質感を演出しています。

POINT 05

北欧らしい照明の組み合わせ

DINING|ダイニング

ダイニングテーブルの上にはペンダントライトを。 食卓だけをやさしく照らすことで、 食事をする場所が自然と印象的になります。

LIVING|リビング

ソファの横にはフロアライトやテーブルランプ。 低い位置に暖かな光を加えることで、 リラックス感のある空間をつくれます。

SHELF|棚・キャビネット

棚やキャビネットの上に小さなランプを置くと、 壁にやわらかな光が広がり、 夜のお部屋に奥行きが生まれます。

POINT 06

日本の住宅でも「+1灯」から始められる

北欧らしい多灯照明を取り入れるために、 最初から照明をすべて買い替える必要はありません。

まずは現在のお部屋に 小さな照明を1灯プラスしてみましょう。

おすすめの組み合わせ

シーリングライト + フロアライト

ペンダントライト + テーブルランプ

ダイニング照明 + 棚上の小型ランプ

たった1灯を追加するだけでも、 夜のお部屋の印象は大きく変わります。

POINT 07

色温度をそろえると、より統一感のある空間に

複数の照明を使う際に意識したいのが 光の色=色温度です。

北欧らしい落ち着いた空間をつくりたい場合は、 2700K〜3000K前後の電球色が取り入れやすいでしょう。

暖かみのある光は、天然木やファブリックとも相性が良く、 リラックス感のある雰囲気を演出してくれます。

POINT: 複数の照明を使う場合は、それぞれの色温度をできるだけそろえると、 お部屋全体に統一感が生まれます。

POINT 08

「照明を増やす=部屋を明るくする」ではない

多灯照明の目的は、 照明の数を増やして部屋全体をさらに明るくすることではありません。

大切なのは、 光を分散し、必要な場所に心地よい明るさをつくること。

小さな光を複数配置すると、 部屋の中に自然な明暗が生まれます。

この光と影のバランスこそが、 北欧インテリア特有の落ち着いた空気感につながっています。

こんな方に多灯照明がおすすめ

✓ 北欧インテリアが好き

✓ リビングを落ち着いた雰囲気にしたい

✓ ホテルライクな部屋をつくりたい

✓ 夜の時間をゆっくり過ごしたい

✓ 家具を買い替えずに部屋の印象を変えたい

SUMMARY

北欧の照明は
「明るさ」より「心地よさ」

北欧の家で小さな照明がいくつも使われているのは、 単純に部屋を明るくするためではありません。

必要な場所に必要な光を配置し、 光と影のバランスを楽しむことで、 心地よく奥行きのある空間をつくっています。

北欧のような落ち着いたお部屋をつくりたい方は、 まずは今のお部屋に 「小さな1灯」をプラスするところから 始めてみてはいかがでしょうか。

ペンダントライト、フロアライト、テーブルランプなどを組み合わせることで、 日本の住宅でも気軽に北欧らしい多灯照明を楽しむことができます。 お部屋の用途や過ごし方に合わせて、自分にとって心地よい光を見つけてみてください。


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